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sinさまともうどれくらい逢っていないのか?と、指をおって数えると驚く。

今が自然になっているのかもしれない。
と、思うことも多くなった。

それでも、お逢いできない寂しさに切なくなったり、急に胸を締めつけられることもある。
これはsinさまと過ごした10年の歳月の条件反射みたいなもので、わたしの中ではもう過去のことなのかもしれない。
と、分析してみたり…。

sinさまから戴くメールは、今でも本当に短文で、でもお逢いしていたころとは違う。
うまく言えないけど、雰囲気がね…違う。

もう逢うことはないかもしれない。
それでも以前と変わらず逢える日がくるといい。

これは希望だな…ぽつり。考える。
そして、その希望はsinさまのものだ。
sinさまはもうわたしと逢えないかもしれない。と、思っていらっしゃる。

そして、わたしは逢えないかもしれない。と、考えることもない。
ただ、以前のように「次の休みに逢えそうです。」と、sinさまからのメールをただ待つだけなのだ。

これもすでに習慣か?
そんなことを考えるある日。

まるでごった煮のような夢を見た。
起きた時には、様々な場面の断片が目覚めたわたしのまわりを巡っている。そんな感じだった。

その夢のなかの一場面。
sinさまがわたしに逢いに来てくださった。

言葉を交わした。
触れた背中は、わたし好みの黒い綿の生地 sinさまの体温 覚えている肌触り。

嬉しい。
感じたのはそれだけの感情。
ただ…ひたすら嬉しい。

目が覚めて、いろんな場面を思い出して、スクロールする意識をそこでとめる。
わたしの想いを抱きしめた。

条件反射じゃない。
習慣じゃない。

わたしの想いの丈全部が、sinさまを求めていることを知った。

お逢いできて嬉しかった。
その余韻をかき集めてただ消えないように何度も何度も反芻した。

自分の瑞々しい想いが全身に浸透する。

そんな関係もあるのだ。
それが今のsinさまとわたし。


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嗜虐にその変態性欲を満たす男と、その男に飼われ被虐の快感に陶酔する女のお気楽な記録♪

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