真　【as sín】

その日は、本当に本当に落ち込んでいた。
超ポジティブ人間と言われたわたしが、こんなに落ち込んだのは生まれてこの方3回目くらい？って、ほどの落ち込みようだったのだ。

最近はスマホのメールチェックもあまりしなくなったので、外部用のメールアドレスには未読メールが1000通近く溜まっている。
たまたまだった。
凹んでいる時にメールチェックなんてしないのに、ふと見たsinさま専用のボックスに「1」と、メール受信の数字が？！

Σ(ﾟ□ﾟ(ﾟ□ﾟ*)
もうまんがみたいに2度見した。
だって、前回メールをいただいてから1ヶ月経っていなかったのだ！！！
sinさまとお逢いしなくなってから、1ヶ月内にメールをいただいたことがなかったのだから驚くではないか！
しかも激凹みな精神状態で見た「1」なのだ！
目を擦って何かの間違い？と、開いてみたらそれはやはりsinさまからのメール。

心の疲れも体の疲れも吹き飛んでしまった！
これはもしやサプライズ？！などと思い、即お返事をしたのだった。

メールにはコロナワクチン接種の副反応のことに触れてあり、わたしは1回目の副反応で発熱が続き会社を1週間お休みしたことをご報告し、sinさまのワクチン接種後にお気遣いをさせていただいたのだ。

すごい。サプライズなんてあるんだなぁ……と感慨にふけっていたのだけれど、そんなことではなかったのだ。
なんと！2度目のワクチン接種日にもsinさまから2度目の副反応を気遣ったメールが！
日にち的には偶然だろうけれど、前回のメールから1週間ほどしか経っていなかった。

ドキドキドキドキ…

2回目の副反応の激しさと言えば、それはもう最悪で((((；ﾟДﾟ)))))))。
メールをいただいた2日後に、やっとお返事をすることができた。
ややややっ？！そして、その日のうちにまたメールが？！

嬉しさを爆発させてお返事をさせていただいた。
だって、ここ何年かは、ずっと一方通行的なメールしかできなかったのだ。
感情が爆発しないわけがない。

そして、そうか。最初のメールもサプライズではなかったのだ。
必要があるとsinさまが思われたときには、こうやってメールをくださるのだ。
相変わらず言葉が少なすぎてわからなかった。
でも、この男はわたしの全ての糧だ。そう再認識させられた。

ああ…この男のこういうところ、ほんっと憎らしいほど…心地よい。

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