2ntブログ



朝の首輪    夜の首輪


3月ですね〜♪
春です。
そして花粉の季節。
わたしは2月中旬から4月中旬あたりまで、花粉に悩まされます。
重症ではないので、病院を受診したり市販の薬を飲んではいませんが、目薬は必須!

でも、春はわたしが生まれた季節だからか?四季の中で一番好きな季節です。
昨年には、sinさまもようやくわたしが春に生まれたことを、認識してくださったご様子で、それまではちょっと寂しい春でしたが、今年からはうきうきの季節になりそうです(嬉々)

*****

まだお逢いしたこともなかった頃、牝犬願望のあったわたしは「首輪が欲しい。」と、メールしていた。
2回目にお逢いしたときに、首輪とリードをご用意してくださったsinさまだった。

でも、大型犬用の首輪はとても大きくて圧迫感があって、首輪をいただいた日に嵌めたきりで、その後はお逢いしてもずっとカバンの底にあって、取り出されることはなかったのである。

sinさまに飼われるようになって、3年目の冬にどういう経緯でだったか忘れてしまったけれど(旧ブログをひっくり返せば、その経緯を綴ったエントリーが見つかるのだろうが。)3ヶ月ほど入浴時間以外はずっと、首輪を着けて過ごした時期があった。
そして、毎日、首輪を嵌めた牝の画像を、sinさまへお送りしていた。
(このエントリーの画像は、当時sinさまにお送りした、朝と夜の首輪(照))

朝も、昼も、夜も、就寝中も。ばかみたいに首輪を着けることにこだわっていた。

とても嬉しかったことを覚えている。
でも、首輪が大きすぎて、鎖骨や肩に擦り傷ができたり、重くて肩こりをおこしてしまって(苦笑)
自分で決めて自分で着けていた首輪だったけれど、sinさまに弱音を吐いたのだ。

そしたら(苦笑)わたしの弱音に、sinさまは「なら、着けなければよいでしょう。」と、至極真っ当な返事をされたのだった。
sinさまの現実的な言葉は、わたしを幻滅の悲哀に沈ませたのだった。

そしてわたしも首輪へのこだわりをあっさりと捨て、それからわたしの首はとても軽く風通しがよくなった。
春を感じる季節になっていた。

あのときの春。と、今年の春。は、同じようでまったく違う。
ただ、sinさまが存在していた。わたしがsinさまのなかにも存在していた春。それは同じ。

あ…でも、存在の大切さの重みは違う。春。だ。


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 2018_03_01



1月のおわりころ、体調を回復されてから、sinさまにしては、信じがたいほどの、ご自分の欲求を綴られたメールが続いた。
メールが嬉々として興奮しているのがわかる。

どうなさったのだろうか?と、思う反面、それはきっとわたしが、sinさまの欲望を射ちこもうと思える存在になれたのだ。と心の辺境で小さく感じた。

これまでのsinさまは、わたしが欲望を表し求めることで、ご自分がその快楽を与える躾を成されてきた。

それがこのメールでは、ご自分の牝に与えたい仕打ち。そしてそこから得る興奮と快感を、また牝に射ちこみ、善がり狂わせる。そのための道具を揃えている。と、ある。

それは背骨を伝わり牝の芯をうねらせ、同時にうなじの和毛を震わせて天辺に抜けるような快感になった。

夢か?現か?いや、夢じゃない。現実だ。
sinさまがその嗜虐の欲望を、ご自分の牝で晴らそうとなさっている。

求めても叶えられないと、それでも諦めきれず、ずっとずっと願い続けていたこと。
嬉しい?しあわせ?
ただ、sinさまの永い躾に応えられていたのだと覚り…それが牝の悦びだと実感したのだった。
1月のとある日のこと。


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 2018_03_03



簡単に言っちゃうと、わたしは気の多い女なのかもしれない。

一度に複数を愛せる。
セックスするのに誰でもいいと言うわけではなくて、ちゃんと心を預けられる相手なのはもちろんだ。
そして、そういう相手が同時に現れれば、同時に愛することができる。

セックスを求められると断れない。
とか、セックスしないと付き合ってもらえない。
という感覚とは違う。

さすがに結婚してからは、そういうことは少なくなったけれど、これはこれでそういう性質なのだろうな?と、思うようになっていた。

そう言えば、2月に件の彼と温泉1泊旅行の話をしていたのだけれど、予定が合わないまま3月になってしまった。
その話が出たときは、温泉街やホテルなど、あっという間に決まってバイクじゃなくて新幹線で行こう!なんて、話していたけれど、話が進むうちにどんどん気が進まなくなっていた。

温泉は好きだ!
どうせ行くなら1泊したいと思っている。
やっぱりゆっくり過ごしたいもんね。

ただ、気が進まなかった。
件の彼はとても相手の気配に敏感で、この温泉の話もフェードアウトさせてくれた。

プラトニックな関係のあの子とは、肌を重ねることはないが、指が触れ合うみたいに心を触れ合わせている。
一時期はふたりきりのデートの話もでたけれど、今は大勢のなかで楽しくコミュニケーションをとっている。
そんな感じ。
あの子も、わたしに一歩踏み込んではこない。
今時の草食系男子なのだろう。と、思っている。

でも、どうなんだろう?
それは、わたしがその一歩を拒んでいるのではないだろうか?

sinさまは、わたしを自由にしてくれていた。
わたしがどこで恋愛しても、意見を持たれることはなかった。
ただ、誰かと肉体関係をもつなら、3つの約束を守ること。と、言われていた。

そんなsinさまが、少しわたしの行動を束縛するような素振りをお見せになったのは、やっぱりあのお逢いできなかった2015年あたりからだったと思う。

わたしは自由にしてもいい。スタンスは変わらない。
そして、そうは仰らないけれど、それがsinさまの意に添わない。
そんな感じ。

昨年からのsinさまとわたしは、とてもあたたかな時間と空間を共有することが多くなっている。
一緒にいなくても、一緒にいるような感覚。

sinさまと温泉。とか、sinさまと飲み会なんて、とてもイメージできないけれど、何をするのもsinさまとご一緒がいい。

これまで、おひとりさまで出かけた時間は、いつもsinさまを感じてご一緒感覚でいた。
それは、とてもわたしの心を温めてきた。

sinさまはわたしを自由にさせながら飼っている。
でも、不自由なのもいい。

ひとりの男を想い続けるのもなかなかだ。


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 2018_03_05



どうしてだろう?
どうして、この男に触れると、わたしの躰はこんなになるのだろう?

首輪をかけるわたしを、男から離れて、そっと鏡に晒す。
白い指先が冷たい輪に触れる。

肌が艶やかにぬめる。
乳房の輪郭がくっきりとまるく、誇らしげに隆起している。
鎖骨から肩にかけてきれいなラインをつくる。

脇腹から流れるように腰をくびれさせ、下腹は艶めかしく尻から腿の宍は肉感的。

わたしはこのときの己の躰が好きだ。

オンナをこんな風に魅せる男。
これは、男の魅力なのだろう。

堪らなく ぞくぞくする。


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 2018_03_12



みどりとあおの境界

sinさまは、今、わたしのように、この木々を 空を 見あげていらっしゃるだろうか?
そうなら、わたしはとても嬉しい。

ご自分の空を、ご自分の意思で。
そして気持ちいいなぁ〜って、春を感じてくださっていたら、安心。


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 2018_03_18



それは…もう永遠のように思えるほど、果てしない日々だった。
心はsinさまを想い、そして不安になった。

実際に指を折って今日までを数えた。
10日。
ちょうど10日目だった。

なんだ。まだ10日しか経っていないんだ。
心が心底 安堵した。

sinさまからしばらくメールの頻度が落ちると連絡をいただいたのは、インフルエンザで音信不通になって、やっと受信したメールのお言葉だった。

お仕事や体調とは違う受難だと、書かれていた。
とても苦しんいらっしゃるのが、わかる。

わたしは即座に「わかりました。連絡をお待ちしています。」と、お返事をした。
すぐにわたしからのお返事を受信して、sinさまにホッとしていただきたかったのだ。

そして1日が終わる就寝前に、ゆっくりと落ち着いてメールをお送りしたのだった。
わたしは大丈夫です。と、
sinさまの足許で、静かにお待ちしています…と。

そのわたしのメールに、お返事はなく…sinさまの現状が見えないことが、わたしを不安に掻き立てたのだった。

ゆっくりゆっくりと時間が流れ、それはまるでもう1秒が1年のような、焦れったい時間だった。

もしかしたら、このままsinさまの存在を感じることができなくなるのかもしれない。と、言う恐怖。
そして、sinさまのメールにあった「必ず」と、いうお言葉に縋る想い。

わたしは思わず、指を折りながらあのメールから今日までの日を数えたのだった。

10日。
「なんだ10日しか経っていなかったんだ。」
それから何度もつぶやいた。10日。たった10日。

日を置くことなくほぼ毎日、メールをくださっていたsinさま。
理由がなくメールをしないことなどない。と、断言してくださったsinさま。

今は、何かの理由でわたしにメールができないだけなのだ。
想いは変わらない。

指先がじんじんと震えた。
sinさまのメールを待ち侘びる。
もし…もし…
ううん。必ず。そう必ずと、sinさまのメールにあった。

その必ずは今かもしれない。そんな10日目の春の帰り道。


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 2018_03_23



10日以上メールが来ないことなんて、これまで数えられるくらいしかなかった。

いつだかメールがなくて寂しがるわたしに「メールができないときは、できない理由があるからです。」と、お返事をくださったことがある。

そうか…メールができるときは、毎日メールをくださっているんだ。
日が開くときは、なにかご事情があったんだな。って、納得したのを思い出した。

そうだ。そうだ。
sinさまは、できないことをできるとは決して言わない男だ。
まぁ、できることもできると言わずに、唐突にやっちまう男だけれど(大汗)
結局、何も言わない男なのだ。

そんな男が、生活環境の激変でしばらくメールの頻度が落ちると、知らせてきた。
とても切実な感情が伝わるような、そんなメールだった。

しかし。
もう10日以上過ぎてしまった。
これは、ペースが落ちるなんてもんじゃなくて、メールできない。が適切だ!と、わたしはひとり拗ねる。

もう、わたしのこと、要らないのかな?
と、根拠のない不安に押しつぶされそうになりながら、sinさまのメールにあった「必ず」と、いう言葉に救われる。

そして、わたしは待つ。
静かに。その足許で…。


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 2018_03_24



男が抱えている「何か」をわたしは知らない。

特異な時間の取りかたや、長いあいだ触れてきた男の空気感で「何か」あるのはわかる。

でも、これまでわたしはその「何か」を訊ねることをしなかった。
単純にそれを知ることに、意味を感じなかったからだ。

男がわたしに話そう。と、思えばきっと話すのだろう。とも思った。
わたしに話す必要のないことばかりだったんだろうなぁ(苦笑)

でも、だからなのか?男の誠意だけが、わたしの心に浸透するような、そんな年月を過ごしてきた気がする。

「何か」ありながらも、ずっとわたしを飼い続けてきた。
だから、今回の連絡するペースが落ちる。と、いうメールに、今までと違う「何か」が起こったのだろうな。と、心の隅が震えるみたいな感覚を覚えた。

このままかな?
わたしはその「何か」を知ろうとしないし、男も言わないかもしれない。

知りたいのは、男の気持ちだけだ。
あぁ…知りたいのではなくて、触れたいのだ。あの深みに。


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 2018_03_27



sinさまがわたしを呼んだ。
この瞬間を掴まえることができたこと。嬉しさに頬を紅潮させるほどだった。

実際にわたしを呼んだのは、iPhoneのsinさま専用のメール着信音なのだけれど。
メールする間隔があくというメールをいただいてから、永遠のように思えた十数日だった。

sinさまにしたら、とても長いメールで、どう受け取るか?それはわたし次第な内容だった。
どんな風に言葉を連ねても、結果は変わらない。
はっきりしていることは、今後 sinさまとお逢いすることが叶わない。そう言うことだ。

切実なお言葉のなかに、二度「こんな状況で、待っていて欲しいとはあまりに身勝手だと感じています。」「そのときまで待っていてとは、言えません。」と、あり、そして「体と気持ちに余裕のあるとき、時間があるときは必ず連絡はします。」と、あった。

「待たないで欲しい。」とも「もうこちらから連絡はしない。」とも書いていなかった。

でも、逢うことはないのだ。
sinさまの現状が変わらない限り、このままなのだ。

sinさまは「さよなら」とはおっしゃらなかった。
それならわたしは待つだけだ。
静かにsinさまの足許で、sinさまがまたわたしを撫でてくださるまで。

それが 今 わたしにできる唯一。


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 2018_03_31




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