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恥辱のとき。


sinさまにお逢いするのが嬉しくて…それ以上に不安で…待ち合わせ場所に向かうそんな電車のなかで…わたしは疲れて眠ってしまっていたのだった。

sinさまに逢いに行くのに、まぶたが重たいほど眠いなんて、初めてだった。
夕方からのお出かけなのもあったかな?

大きな波のような雑踏に押されるみたいに、地上に向かう階段から吐き出された。

sinさまは16時30分から17時くらいと、待ち合わせ時間をメールしてこられた。
きっと、17時だよな…ときどきこんな風に理解不能な待ち合わせ時間を指定されるのだけれど、大抵うしろの時間に合わせて現れるsinさま。
それなら最初からうしろの時間で待ち合わせすればいいのに…と、思いつついつもわたしはまえの時間には待ち合わせ場所に立っているのだ。

案の定16時30分になってもsinさまは現れなかった。
わたしはとても疲れていたので、つい立ったままでうとうと…うとうと…
…(+.+)(-.-)(_ _) ..zzZ…Zzz…(๑°ㅁ°๑)‼✧ハッ!いかんいかん…sinさまが来られる方向に目をやる。
姿を探すけれど、まだのようだった。
気をつけなきゃ…そう思いながらも、つい…

不意に腕を突つかれて、はっと目を開けたら、わたしの横にsinさまが立ってらした?!
肘でわたしの腕を突つかれたのだ。
ひぇ〜Σ(・ω・ノ)ノ いっいつから?!

わたしは緊張してたのと恥ずかしさでいっぱいいっぱいになってしまった。
もう何年もこうやってsinさまと過ごしているのに、わたしはこの男の傍に未だ慣れられないでいるのだ。

疲れているね?
sinさまの言葉に「そんなことありません!」と、うわずりながら答えるわたし。
んなわけないでしょ?!立ったまま寝ちゃうくらいなんだから!と、自分の言葉に胸のなかで突っ込む余裕もなかった。

sinさまはなにもおっしゃらず、少し前を歩かれる。
わたしはただその後ろ姿を追ったのだった。

mineの恥ずかしがり過ぎは、考えものだね。そう言われた日から、1ヶ月。こんなに早くお逢いできる機会に恵まれるなんて!とても嬉しいけれど、戸惑う。
あれから、恥ずかしがり過ぎ克服をいろいろと試して…次にお逢いするときは「牝のオナニーを鑑賞してください。」と、お願いしていたけれど、その覚悟がまだできていない今日にお逢いすることになるなんて!

いつも利用するホテルに入り、部屋のパネルの前に立つ。
お部屋を選ぶのはわたしの仕事だ。
夜に利用するホテルには、各部屋オプションがあるのだ。
わたしはいつも迷わずバスルームにローションマットがあるお部屋を選ぶ。
この日もそうだった。

お部屋に入るとsinさまはトイレに行かれてしまう。
胃腸が弱いのは日々のストレスのせいではないだろうか?この少しの時間を心配しながらも、焦らされるわたしは、手持ち無沙汰でおろおろと部屋をうろうろするしかできない…。

あぁ…わたしはいつペイズリーを脱ぎ捨てたのか?全く覚えていない。
ソファに深く腰掛けられるsinさまに、網タイツを嬲られ…白い喉を見せて喘いだとき…乳房は顕わだった…。

網タイツ越しでなくsinさまの美しい指に、濡れそぼる襞を触れられたい…
そんなタイミングだったか?
無言の空気がわたしの恥ずかしがり過ぎを責めたてる。

わたしはかたわらのバッグから、ディルドを取り出してお見せした。
言葉が声にならない。ぱくぱくと唇だけが懸命に動いている。
甘えるみたいにsinさまのお顔を覗きこんだけれど、当然のことながら優しい眼差しを見ることはできなかった。

それで?」sinさまが冷たく言いのけられる。
ここで「淫らな牝のいやらしいオナニーを見てください。」と、お願いするところが…ただただぱくぱくと動く唇から声がでない…。

しら〜っとした空気が流れる…わたしはただ醜い吸盤つきのディルドを握りしめて、sinさまの胸に額をおしつけ、この空気をsinさまが打破してくださるのを待ったのだけれど…この堪え難い空気をsinさまはものともされず、わたしを冷ややかに見おろされるだけ…。

この素の時間をつくってしまったのはわたしなのだ。
まったく!まったく!意地悪!
心がsinさまに悪態を吐く。けれどわたしの喉は「オナニー」って言葉を探して声にしようと懸命だった。

sinさまにしがみつきやっとの思いで「オナニ…ィ」と、それだけを口にした。
その言葉に続けて「見てください。」と、言えたのかどうかさえ思い出せない。

sinさまが「なら、見せてみなさい。」とおっしゃった。
此の期に及んでさえも、わたしはsinさまの腕のなかで抱えたディルドを捏ねくりまわすしかできなくて、でも態度を変えてくださらないsinさまに観念して、ちろり…舌をだしディルドを舐めはじめたのだった。


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 2016_11_19


Comments

No title 

mineさん。

頑張れq(*・ω・*)pファイト!


にゃんこ
主様のネコ  URL   2016-11-19 15:56  

にゃんこさん 

コメントありがとうございます^^

最初、このコメントの意味がわからなくて、考え込んでしまいました(大汗)

そしてそれがにゃんこさんの感性なのだと気付いて、微笑んでしまいました。
いつも主様に可愛いにゃんこさん。
主様の腕の中で淫らを開放して、それが己が真に望んだ姿だといつもブログにありますね。
がんばって褒められて快感のご褒美。とても素敵*^^*
mine  URL   2016-11-19 19:30  

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2016-11-19 19:31  

鍵コメさん 

あぁ…そうなんです。
そのはずだったんです?!

でも、この高い羞恥の壁をひとりで乗り越えるには、わたしにはまだまだ早すぎたみたいです。

わたしのこのときの葛藤を解ってくださり言いあててくださり…怖いほどですが嬉しかった。
ありがとうございます。

男の思考に関しては、とても嬉しいお言葉ですが、わたしには計り知れません。
これはきっと第三者だからわたしの機微から伝わるものなのかもしれませんね?
もしあなたのおっしゃる通りに男が感じているとしたら、とても驚きますし、くすぐったいほど愛おしくなります。

あうあう…立ったまま眠りこけるわたしを発見したときの男の気持ち…考えたこともありませんでした!
心がほんわかしてしまった。
そんな風に男がわたしを見ていたとしたら…今でもそれを思い出して男の口角をあげているかもしれません。
嬉しい。
mine  URL   2016-11-20 10:22  

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